あけましておめでとうございます。(ってもうすぐ2月ですが…)
初の日本一時帰国は、いろんな意味で考えさせられる滞在でした。
無事にインドに帰ってこられて嬉しいです。
PEHくんがまず、帰国早々熱を出し、一週間寝込んでしまいました。
やはり3才の子にとっては、夜行便で8・5時間の移動はきつかったようです。
夜行バスや、品川発大垣行き夜行列車(今もあるのか不明)みたいに、眠れそうで眠れません!!
何度も起きてPEHくん、超不機嫌で成田に早朝到着。TOKOも結局眠れませんでしたが、体力があるので無事クリア。
クリスマスを実家(父が牧師なので教会がすぐ近くです)で過ごすのを楽しみにしていたのに、PEHくんと私は外に出られませんでした。
24日イヴの燭火礼拝(キャンドルサービス)、PEHくんと私はやむなく欠席。
TOKOは出席し、大きいキャンドルから会衆ひとりひとりの小さいキャンドルに点灯していく天使(白いケープを着用)の役をいただき、いい思い出ができました。
幼いころの教会での美しい思い出は、いまでも私の宝物なので、今回TOKOがそれを経験できて本当によかったです。
翌日25日の幼稚園(教会の幼稚園)での子供クリスマス会にも、TOKOは参加できました。
地元の小学生も参加する賑やかな会です。知っている子は一人もいませんでしたが、祖父母が一緒なので安心して楽しめたようです。
さて、PEHくんですが…風邪が治り、26日に雪が嬉しくてTOKOと雪遊びをしました。
小さな雪山をズボッズボッと一足ごとに長靴で頑張って上り下りし、翌日、激しい筋肉痛になってしまいました。おまけに首周りの筋肉が炎症をおこし(これは後で判明)、頭が左下を向いたまま固まってしまったのです。28日なんとかえいちゃんの実家、新潟に移動したものの、1月2日までほぼ寝たきり状態でした。
何とか足の痛みが取れ、立って歩けるようになったところでもう富山に移動しなければなりませんでした。
えいちゃんのご両親には多大な心配をお掛けし、まるで心配させに帰ったようで、申し訳なかったです。
1日の電車が雪で全面運休になったため、2日のANAに乗れず、3日のJALも乗れないことになり、10日のフライトをとりなおしました。2日の電車で再び富山に移動。
だいぶ良くなってきたものの、左首、左手、左足に痛みを訴えるので、4日に総合病院の小児科を受診、
「う~ん、第一頸椎と第二頸椎がずれている可能性があります。もしそうだと、入院して手術が必要です」と言われ、フリーズ。整形外科で首のレントゲンを撮り、何でもないことがわかり、本当にほっとしました。診断結果は、強度の全身筋肉痛。
一週間寝込んだ後だったので、筋力が衰えていたのに急に運動したのがいけなかったのだと思いますが、もうひとつ思い当たる節が…
この数カ月のインド生活で、すでに全身の筋力が衰えていたことは否めません。なにしろ歩かない生活なのです。どこへいくにもドライバーの運転する車に乗って移動。安心して親子で散歩できる環境ではないので、致し方ないのですが…
何年もインドに滞在している外国人は骨が折れやすくなります。重力に逆らって歩くことをしないでいると、骨密度が脆くなっていくのです。歩く代わりに、何かしらのスポーツをすることで体力維持をはかる必要があります。
インドの酷暑の夏は、外にいたら危険だし(水泳は半年間も楽しめますが)、お外での自由遊びが楽しめるのは、この短い冬の間だけです。朝夕は10℃なかったりして寒いのですが、日中はぽかぽか陽気でお外遊びにちょうどいい。
そんな訳で、最近は幼稚園の降園後は、2時間ほど学校のグラウンドでお友達と遊ばせてから帰るようにしています。補助輪つきの自転車を校庭狭しと乗り回したり、どろんこ遊びをしたり、キックボードをしたり、子供トロッコで砂を運んだり、男の子らしい内容のごっこ遊びを友達と展開していたり(大型遊具の内側の空間をロケットに見立てて、みんなで宇宙に飛び立ってみたりしてます!)とても楽しそうです。こうやってお外で体を動かして夢中で遊ぶことの大切さを、しみじみ実感。
日本にいたころは、公園はしごなんて当たり前だったのに、ここでは、自分の足で歩くことで景色が変わっていく体験をさせてあげることができません。頑張って目的地まで歩くことで自然と忍耐力が養われるのに、子供には申し訳ないなぁと思います。
PEHくん筋肉痛事件の顛末をまだお話していませんでした。
ただの筋肉痛と分かったとはいえ、首が曲がってまっすぐ前を向けないままのPEHくん。
このままではインドに帰れません!
母の勧めで、7日、接骨院に行ってみることになりました。
雪国北陸では、大きな接骨院がたくさん繁盛しています。春先になると、冬の間の雪おろし雪かきで痛んだ身体のメンテナンスに沢山の人が訪れるとか。
評判のいい接骨院の先生にPEHくんもみていただきました。恰幅のいい、元柔道家の先生は、丹念に横たわったPEHくんの身体を触診。整体治療のように、左右に首を回し、身体を捻っただけで、治してしまいました。
起き上ったら、首がまっすぐになっていたのにはびっくり。PEHくんが一番驚いていたようです。
元気になったとたん、いつものようにうるさいくらいのお喋りなPEHくんに戻り、実家の両親を喜ばせていました。
こういうことがあると、子供は元気でいてくれるだけでいい、と心の底から思えます。
生かされているだけで幸せ、という謙虚な気持ちを思い出し、インドに戻るにあたって、余計な思い煩いがなくなり、再スタートを切るために相応しい真っさらな凛とした気持ちになりました。
PEHくんが全快したことで、本当に心が明るくなったのです。TOKOもとても喜びました。
TOKOちゃん、PEHくん、またインドで頑張れそうだね!
羽田空港まで会いに来てくれた、TOKOのお友達Mちゃん、Mちゃんママ、ほんとにどうもありがとう!成田出発までサポートしに来てくれた妹にも感謝。
2010年は一体どんな年になるのでしょう?
皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。