11月14日(土)11:00~13:00 日本人学校体育館にて上記のコンサートが催されました。
コールマユールはメンバー約30人の女性コーラス、
チャートマサラはメンバー10数人の混声ユニットです。
私はコールマユールとチャートマサラに出ました。
デリー和太鼓会は、インド原料現地調達で作られた和太鼓によるアンサンブルグループです。
この和太鼓は日本人学校でも大活躍で、過日の夏祭りでも小学校6年生が見事な演奏を披露してくれました。
オープニングで、モサイ日本語学院のインド人学生の方々が、よさこいソーランの音楽にあわせて生きのいい振付(大漁の網を引く動作入り!)で踊ってくれました。
体育館前方のドアが舞台袖、退場して来たインド人学生の方々を、ドアの外で待機していたマユールのメンバーが拍手で迎えます。「カッコよかったですよ~」「みなさんもがんばってくださいね~」
このエールの交換が楽しい!出演者であることの醍醐味のひとつです。
第一部開始、入れ替わりでマユールメンバーが舞台へ。久しぶりの舞台でドッキドキ、私個人は2~3箇所歌詞を間違えてしまいましたが、指揮者のTさんとEさんのとびきりの笑顔に支えられ、みんなとひとつになって歌うことができました。
特に、一青幼(ひととよう)さん(ほんとは幼の上に穴冠がついてます、漢字が出ません)が9・11にショックを受けた後、平和な世界が実現しますように…との祈りを込めて書いた歌「ハナミズキ」、
それから、NHK合唱コンクール中学生の部の課題曲にもなった、アンジェラ・アキさんの「手紙」をコーラスで歌うことができて本当にいい思い出になったと思います。
「手紙」は日本人学校の子供たちも空で歌うことができるほどお馴染の曲で(朝の会や帰りの会で歌う曲に選曲されてました)、コーラスで歌うとこんな感じなんだ~という新鮮さを子供たちにお届けしたかったです。帰宅後、娘に「手紙どうだった?」と聞くと「迫力があったよ。メロディーだけじゃないんだねぇ~」と言ってました。
第二部チャートマサラです。入れ替わりで時間がないので、私を含め両方に出演する3人は、ドア付近のトイレで猛スピードで着替えました。一部は上下白黒だったのですが、チャートは上がインド服で下がジーンズです。
私はコーデュロイ生地の黒いズボンの下にジーンズ生地のスパッツを隠してはいていて、トイレで一枚脱ぐ作戦だったのにすっかり忘れ、上を青いインドのパンジャビードレスに着替え、靴を黒靴からモカシンシューズに履き替えただけで、舞台に出てしまいました。チャートはマユールよりもカジュアルな感じのグループ(こう、路上で歌い出す感じですかね?)なので、白黒はあわないのです。舞台に出てすぐに気がつきましたが後の祭り、コーデュロイ生地のため光沢がなくそれほど正装っぽい感じがしないのが救いでした。また、リーダーのA先生が、(私にとって幸運なことに)黒地に刺繍のパンジャビドレスをお召しになっていたため、あんまり黒ズボンがめだたずにすみました。ホッ…
チャートの曲目は、「星に願いを」のジャズバージョン、「あの素晴らしい愛をもう一度」、
そして後2曲は、いずれも今の日本の学校の音楽の教科書に載っていて、卒業式などで愛唱されている曲をコーラスに編曲したもの。「COSMOS」と「旅立ちの日に」。
「COSMOS」は秋桜じゃなくって宇宙の方。ニュー・ソウルフルな歌を多くつくられている、ミマスさんという方の曲です。歌詞をちょっと一部ご紹介すると、
君のぬくもりは 宇宙が燃えていた 遠い時代のなごり 君は宇宙
百億年の歴史が 今も身体(からだ)に流れてる
光の声が天(そら)高くきこえる
君も星だよ みんな みんな
こういう歌が今は音楽の授業で歌われてる。なんだかうらやましくなります。曲も感動的。
「旅立ちの日に」は、以前NTTのコマーシャルでスマップが歌っていたことがあるそうです。こちらも、歌詞、曲、共に素晴らしく、祈りを込めて歌うことができました。コンサート終了後、「あの歌大好きなの~」と複数の友人が言って下さいました。チャートのリーダーは、今、日本人学校の音楽の先生がつとめて下さっていて、いつも素敵な曲を選んでくださるので、毎回とても楽しみです。
第3部、デリー和太鼓会の演奏を、舞台袖で聞きました。
皆さん、鉢巻きを締め、揃いの祭りの衣装を着て決まっています!
日本らしい曲の外に、映画「スラムドック・ミリオネア」の曲に和太鼓を合わせた新鮮なアレンジ曲もありました。原始の血が呼び起こされるのか、日本でも和太鼓の演奏を聴くと、涙腺が弱い私です。気合い、が胸を打つんでしょうか。
和太鼓会には、PEHくんの幼稚園での担任の先生も参加されており、PEHくんは先生に手を振り、舞台から先生が笑顔で応えて下さり、PEHくん大満足だったようです。
第4部、再び、コールマユール。
アカペラで「どんぐりころころ」。途中、どんぐりの坊ちゃんがお池に落っこちる水音を、声優の経験があるソプラノのメンバーが、「ぽちゃん!」と表現、子供にも大人気でした。
一番最後は、英語で「チムチムチェリー」。
私は、物悲しい煙突掃除屋さんの歌だと長年勘違いしてきたのですが、実は、ミュージカル「メアリーポピンズ」の中で歌われている、すごくカッコいい煙突掃除屋さんの歌だったのです。
ユーチューブなどで事前学習して、練習の時も、その生きる勇気を与えてくれる歌の感じ、骨太な感じを表現したいな、と思って歌ってきました。
後で、同じ会社のご婦人から
「後に用事が控えてたので、途中で失礼しようと思ってたんだけど、チムチムチェリーが始まって聞き始めたら、あんまり素敵なので、帰れなくなっちゃったのよ~」とお褒めのお言葉を頂戴し、とても嬉しかったです。
コンサートはいつもそうですが、全部演奏し終えてしまうと、ほっとすると同時に無性に淋しさを感じます。あーあ、終わっちゃった~。でも、次の瞬間には、また、歌いたい!って思っているんですけどね!
そうそう、言い忘れてました!
会場の最前列で、ちゃ~んと最後まで座って聞いていてくれた、TOKOちゃん、PEHくん、本当にどうもありがとう!パパが出張中でいなかったけど、他の一年生のお友達にも助けてもらって、みんなで一緒にコンサートを楽しむことができました。感謝、感謝です。
こんにちわ。
返信削除おくればせながら、ブログ開設おめでと~。
桃のかおりのひつじさんはまだ香ってますか?
うちのひつじは下の子がまだ一緒に寝ています。
皆様、お元気そうでなによりです。
「手紙」は、うちの子供も学校の卒業生を送る会で歌いましたよ。いい曲ですよね。
また、ちょくちょくおじゃまさせてもらいますね。
合唱やってるんっすねー。一緒に歌うのって気持ちいい、いっちゃんさんはあとコンサートで楽器演奏も出来るじゃないっすか。
返信削除「手紙」、去年こっちの生徒にビデオを見せて、歌詞を練習して何とか(!)一緒に歌えました。特に中学生の子に日本の合唱のビデオを見せると、そのレベルの高さに驚いていました。
日本では学校での合唱コンクールはもちろん、ママさんコーラスもあるんだよというと、それも信じられないみたいです。
でも朝の会とかで歌われるほど馴染みがあるとは・・・合唱曲も
時代と共に変わっていくんだなぁーーー。。。しみじみ。。。
かっちゃん!
返信削除お久しぶりです!!
お返事がものすごく遅くなってしまってごめんなさい!
この一カ月、子供たちと私はリレーのように、いろんな風邪やインフルエンザにかかってました。給食ではないので毎日お弁当を作らねばならないのですが、私が寝込んでいるときはパパにお弁当を作ってもらったりしてました(えいちゃんは料理が得意で助かります)。日本と同じで学校もあちこち学級閉鎖、幼稚園も園閉鎖に一時なりました。新型インフルではなかったようですが、同時期に蚊が媒体のデング熱も流行していたり、油断のならない一カ月でした。やっと我が家も含め、日本人社会全体が健康を取り戻したって感じです。
あ、桃の香りはもうしてないけど、羊ちゃん、インドで元気にしてますよ~。TOKOがよく一緒に寝てます。今はクリスマスシーズンで、玄関の飾りつけに一役買ってます。ミニツリーの前にキャンドルと一緒に飾られています。レイアウトはTOKOです。
また遊びに来てくださいね~
プレの森さん、こんにちは!
返信削除お返事が遅くなってしまいゴメンナサイ!!
理由は上記のようなわけでした。
元気になりましたので、またお付き合いくださいませね。
ほんとに私は歌ってさえいれば幸せな人間なので、
海外で歌を歌って過ごせるというのは、精神安定上とても助かっているのです。落ち込んでいても、歌うと回復!っていう単細胞なんですね。
プレの森さんのおっしゃるとおり、日本人ほどコーラス好きな人々はいないと思います。どんな小さな町にもコーラスサークルがありますし。需要があるからだと思いますが、たとえば、アニメのポニョが上映されると、すかさず、もうコーラス用のスコアが楽譜屋さんの店頭に並んでる!
混声スコア、女声3部スコア、色々。
日本では、食べ物も旬のものが喜ばれるように、そのとき流行っている歌はすかさず、コーラスの譜面になって売られ、その年のコーラスの発表会やらコンサートで歌われ、聴衆も喜ぶ、という訳なのです。
すごいですよね~!
インドの方と結婚されてニューデリーにお住まいの日本人女性のお友達が、今同じコーラスで歌っていらっしゃるのですが、「歌声を一つにしてハーモニーを生み出す、協調性を大切にするコーラスには、ほんとに日本人らしさが表われていて私は大好きです」とおっしゃってました。コーラスって、日本人の良い面が発揮されやすいんでしょうね。