2011年2月1日火曜日

コモリン岬

1月3日、ケーララのホテルから車で4時間、タミルナードゥ州のコモリン岬に行きました。インド最南端の岬です。ヒンドゥーの聖地のため、黒づくめの男性の巡礼の方たちも大勢観光バスから降りてきて、その黒い服のまま海の中ではしゃいでいる様子が見られます。また、こんな風に家族旅行を楽しまれているインドの方々もいっぱいです。それぞれの民族にそれぞれの聖地、ですね。

海に降りる手前は、縁日な感じのお店が並んでいます。ヒンドゥーの神様と並んで、右端に、マリヤ像、キリスト像が見えます。
この、なんでも同居な大らかな感じが南インド風でしょうか。
私たちが乗った、ハウスボートの船員さん3人も、ヒンドゥー2名、ムスリム1名、船は、十字架が船首について、船内にマリア様の絵が掛ったマリア様号でした。皆さん、チームワークよく温かい雰囲気でした。

縁道は、やはりインドな感じで、浜辺に近いところでは、外でそのまま用を足す人が多いせいか、公衆トイレな臭いが漂っていて、聖地コモリン岬に幻想を抱いていた私としては、ちょっとがっかりでした。やはり、聖地というものがあるとすれば、人の心の中にあるのだなぁ、と思わされました。それから、余り人の足に踏み荒らされていない大自然の中ですね。はるか昔、人が押し寄せる前のコモリン岬に来てみたかったと、思ったことでした。

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